一度死んでから10ヶ月が経ちました。 10/13-14 get set, go! 福岡市民会館
10/13-14 福岡市民会館にモーニング娘。を見に行きました。
【これまでのあらすじ】
私は、ひょんなきっかけから、2010年にモーニング娘。のことが大好きになりました。
その中でも高橋愛ちゃんのことを好きになり、はじめて「推す」と言う感情を知ることになります。
そんな彼女も当時すでに10年選手で、わたしがリアルタイムで追いかけていたのはおよそ1年とちょっとのあいだ。
愛ちゃんの卒業を見送り、バトンタッチするタイミングでモーニング娘。に加入してきた当時11歳の工藤遥ちゃんに出会いました。
私はかれこれ約8年間本気でモーニング娘。のことを好きみたいなのですが、
その中でも特に色んな感情を教えてくれて、
わたしの人生と彼女の人生があの6年間、重なっていたことに、奇跡であると、運命であると、思わせてくれる大切な女の子。
工藤遥ちゃんは、昨年冬2017年12月11日にモーニング娘。を卒業しました。
魂を燃やし、彼女と同グループに人生を重ねていたわたしは、一つの人生を終えて、 モーニング娘。とまた新しいつきあい方をしてゆくことになります。
工藤遥ちゃんがグループを卒業して以降、モーニング娘。の単独公演を観たのは、半年後の2018年4月29日。
(たまたまなのですが、工藤遥ちゃんが、モーニング娘。を卒業すると発表したちょうど1年後のことでした。)
それ以来、愛媛公演に行くなど、これまでのペースよりは現場に通う頻度は減ったものの継続的にモーニング娘。を見続けています。
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今回行ってきたのは、モーニング娘。’18コンサートツアー2018秋~Get set, go!~です。 そこで感じたことを、書き残します。
これは、おそらくモーニング娘。のファンとしては、優等生な文章にはならないと思います。 ごめんなさい。
でも、あの数年間、工藤遥ちゃんとわたしの人生が重なっていたとするならば、 この文章は、二人(わたしと、心の中の工藤遥ちゃん)にとって必要なものに思えてしまうのです。
前置きが長くなりましたが、わたしの心の中の工藤遥ちゃんだけ、読んでください。
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このツアーは、宇宙旅行をテーマにしているようで、とってもファンタジーでかわいいです!
一曲目は新曲から始まり、新しい「モーニング娘。’18」としてのあり方を見せつけてくれます。
本当にかっこいいね~。モーニング娘。は新曲が一番いい!いつの時代も。
他にも、数曲新曲が盛り込まれていて、モーニング娘。という集合体が、また新しいものとして「うねり」ながら生まれていることに感動します。昨年まで見ていたものとは、全く別のグループみたい。
モーニング娘。は、2014年からグループ名の後に「’14」とか年号がつくようになったのですが、 これ、はじめて決まったときはマジか~と全然よくわからなくてショックだったんですね。ダサイし。
でも、これの意味がようやくわかる。
モーニング娘。って一秒一秒変化し続けているグループなんです。わかりやすいところでいうと、メンバーの加入と卒業を繰り返すところ。そして日々の活動のなかで、呼吸しながら、うねりがながら、成長してゆく。
そのグラデーションのような変化を一瞬一瞬、尊いものとして受け止めているんだけど、それらを意識的に記憶することは難しくて。 でも、そのぼんやりとしたものを、「’18」とかタイトルを付けることで、そのぼんやりに名前が付いて切り取られるんです。
だから、例えば工藤遥ちゃんは、「’17」のメンバーなので、「’18」のメンバーにいないことは、違和感なく受け入れる事が出来るのです。
これは、ダサ年号がついたおかげです。やっぱりつんくさんはすごいです。
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その一方で、「モーニング娘。にいない」ということを感じてしまう瞬間もあります。
それを感じたのは早速ですが、コンサートの二曲目のことでした。 工藤遥ちゃんがモーニング娘。で一番好きな曲を披露しています。
工藤遥ちゃんが、「この曲のここが好き!」と言っていたことや、
目まぐるしく変わるフォーメーションの場位置の一つ一つ。
少々クセのあるダンスの動きや、目線の配り方、振舞い。 他のメンバーと二人で歌っていた歌割りパート。
全部、目に浮かんでしまいます。 ステージ上に、彼女はもういないのに、目に浮かぶ姿を追いかけてしまいます。
昨年まで、何回も何回も愛を持って全力で見ていたから、消えないですね。
無意識で、いない姿を追いかけてしまっている事に気付いたとき、とても寂しくなりました。
この場所に、いままで二人でいたのに、一人しかいないって、思えてしまうのです。
でも、その次の曲で、羽賀朱音ちゃんが工藤遥ちゃんの歌いだしのソロパートを引き継いで歌ってくれているのを目にして、 咄嗟に、「ありがとう」と思いました。
羽賀朱音ちゃんは、そのパートをすっごく嬉しそうに、大切に歌ってくれていました。
彼女は、工藤遥ちゃんのことをすごく慕っていたので、より熱がこもっていたのかもしれません。
その姿を見て、工藤遥ちゃんも、こうだったよな~と思い出しました。
先輩から、目立つパートをもらったときに、 「やった!」という喜びの気持ちや、あの先輩のファンの人はどう感じるかなという気持ち、 「それでも、私のパートだ」という覚悟を持って、先輩へのリスペクトの愛と、自身の精一杯を乗せて、緊張感を持って 新しく増えた歌割りを歌っていました。
モーニング娘。は、こうして繋がっていきます。 先輩、後輩、ファン、いろんな人の想いが重なって、一つのパートが紡がれていくし、 それが音楽になって、表現になって、「モーニング娘。」になっていきます。
そんなことを思い出していると、突然、私はまるで一人ではないように思えてきたのです。
さっきまで孤独感を感じさせていた、目に浮かぶ残像が、とても愛しく思えてきて。
だって、工藤遥ちゃんとの6年間はもう終わったことなのに、 また二人の人生がこうしてモーニング娘。のコンサートを介して、重なっているのです。
一人じゃないし、あのとき目に焼き付けた姿は、いまでも私の中にある。
工藤遥ちゃんと一緒にモーニング娘。のコンサートに来ている気持ちになりました。
モーニング娘。を見ると、私は工藤遥ちゃんに何度でも会うことができます。
工藤遥ちゃんに憧れていた後輩が、歌やダンスのパフォーマンスの面で、彼女の真似をしてその姿を部分的に残してくれること、 歌割りの一行に、工藤遥ちゃんが込めた想い、その上に新しい想いを込めて歌い継いでくれること。
だから、常に変化し続けているモーニング娘。ですが、どの時代を見続けても、わたしは工藤遥ちゃんを思い出すでしょう。
これは、現役のメンバーにとっては、失礼なことに当たるかもしれない。
それでも、わたしは、工藤遥ちゃんが好きだから。その気持ちも大切にしたいのです。
もう一年近く経った話なのに、また、工藤遥ちゃんに救われてしまいました。
わたしの人生に何回もヒントをくれて、ありがとう。
これからもよろしくね。
現役メンバーのみんな、モーニング娘。を守って、作ってくれてありがとう。
一人一人が大好きです。これからも、よろしくね。
p.s. 羽賀朱音ちゃんの顔がめちゃくちゃかわいかったです。
おやす眠眠打破